スポーツ選手>鉄吸収の大切さ！

鉄は、約65％が赤血球の中のヘモグロビンの
構成元素（ヘモグロビンが体中にどれほど含まれているか）
として存在しています。
ヘモグロビンは肺から酸素を受け取り
体内を循環して各組織に酸素を送り
届ける役割を担いますが、
鉄はその働きに大きく関与しています。

・鉄は赤血球の形成過程にも関わります。
赤血球は骨髄
（骨の内腔を満たしているやわらかい組織）
中の造血幹細胞が
それぞれ離れて、成熟して行く事で作られています。
その離れていく過程には葉酸とビタミンB12が関わり、
成熟していく過程では
鉄とビタミンB6が関わります。
もし鉄が不足すると成熟が十分に進まないため、
赤血球中のヘモグロビンの合成率が下がり、
未熟な赤血球が作られてしまい
その結果
「貧血」
を引き起こします。

貧血とは、血液中に含まれる
ヘモグロビンの量が
減少した状態のことを言います。
ヘモグロビンは、酸素を体内のすみずみまで搬送する
という働きをしているため、ヘモグロビンが減少すると
全身が酸素不足になってしまい疲れやすかったり
「息切れ、立ちくらみ、めまい、動悸、頭痛」
などの症状が発生します。
貧血の約70%は、ヘモグロビンの重要な材料のひとつである
「鉄分」が
不足することによる鉄欠乏性貧血になってしまうので、
必要食材を摂取して防いでいきましょう！